
お家に音楽は流れていますか?
- amano1229desu
- 9月6日
- 読了時間: 3分
更新日:9月25日
英語をしゃべるには英語を聞いたことがなければしゃべれません。
音楽も同じです。
ピアノを弾ける様になりたいならピアノ曲を聴いた事がなくて弾くのは不可能ですね。
うちでも出来るだけレッスンで音楽鑑賞する時間も設けていますが、それでは充分ではありません。音楽が大気や水、三度の食事や睡眠と同じ様に生活の中に流れていないとそれを職業にしたり、趣味で美しいピアノを弾く事は難しいでしょう。大多数の子がバイエルやチェルニーの途中で脱落するのはその為ではないかと思われます。
でもじゃあ何から聴いたらいいでしょうか?
これが一番難しい課題なのかも知れません。だってピアノ曲は文学と同じだけ山のようにあるのですから。
さらに現代では、大量生産のCDに始まってYouTubeなどの無料の音源で山ほど悪い見本も含めて溢れかえっています。自分が求めているものを手に取るのは至難の技かも😨間違った音源、機械のような平坦な強い音、これらは魅力に乏しくあなたを余計、本物のピアノ音楽から遠ざけてしまいます。
ですから本物を聴くこと、スタンダードを聴く事が肝心になってきます。(近年、日本の西洋離れも追い討ちをかけているかも知れません)
例えば私が留学したオーストリアのザルツブルクでは、ザルツブルクはモーツァルトが生まれて住んでいた街ですね、誰も音楽をしない一般のご家庭にモーツァルトのピアノ協奏曲全曲1番~27番が毎週末流れていました。このお家のご主人は子供の頃からそれを聴いて育っていました。
あるマダムはそのお友達もモーツァルトのオペラを全曲知っていました。子供の頃から音楽会に通ってMatinee (マラソンコンサート)を聴いているので当然のことのようでした。音楽会も歩いて行けて、入場料も1000円前後と安いです。
こういった環境があれば決して間違った音楽に感化される危険はありませんね。
でも心配はいりません。
ピアノを演奏しようと思ったら難しいのはヨーロッパ人の子供にとっても日本人の子供にとっても同じことです。
ですから耳にするものだけは良いもの、一級品を選べると良いですね。
そこでやはりモーツァルトやベートーベン、シューベルト、チャイコフスキーなどのピアノ音楽をお勧めしたいです。
ヴィルヘルム・ケンプやクララ・ハスキルの軽やかな清潔な音で、何が本物か?があった時代のピアノ音楽を聴いて欲しいです。彼らの演奏は優しく現代にはもう生き残る余地のないスマートさです✨
あとは自分の感性や人間性も大切です。
自分を合わせる、環境に適応できるように自分を変えてみる、これが出来る子が成長、発展していくことでしょう。
質問1🔶️
ベートーベンのピアノ協奏曲は何番まであるでしょう?
質問2🔷️
モーツァルトのピアノソナタは全何曲?
質問3🔶️
シューベルトは○◯の王様?
Wolfgang Amadeus Mozart.
また発表会でお友達の演奏を聴く事も一つの大切な音楽的機会です。どの子にも独自の良い所が必ずあります。皆で切磋琢磨して上手になっていってほしいです。




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