天野ピアノ教室では、自由曲・ソルフェージュと練習曲が必修になっています。初級の後半(バイエル下巻程度)に差し掛かったら練習曲を与えます。それは大きなピアノの経験値になるので成長に欠かせません。バーナムやハノンももちろんですが、チェルニーをあらゆる方法で指のトレーニングに用います。それはメンタルトレーニングです。
下の写真はCzerny40番なのでもう中級の生徒さんの課題ですが、小さな生徒さんや始めたばかりのまだ経験の多くない生徒さんにもチェルニー練習曲集で一番最初に入る『Czerny100番』から勉強する事が出来ます。技術を磨くのに充分な要素がコンパクトに満載なので楽しいですよ🦔🍃✨
✰ところでチェルニーの豆知識📝
チェルニーさんは本名Carl Czernyと言いチェコ系オーストリア人でした。ベートーヴェンにピアノを師事した時期もありベートーヴェン先生からとても信頼されていました。コンサートピアニストの道は厳しく、ベートーヴェンの優秀な弟子であったにも関わらず、14歳にしてピアノ教師としてレッスンする人生を歩みました。毎日12時間レッスンし、優秀な生徒さんを沢山育て、生徒さんの技術向上の為の課題をレッスン以外の時間に山ほど作曲しました。それがチェルニーピアノ練習曲集です!! ┐(‘~`;)┌
どうしてそんな練習曲をひかなきゃいけないの?とお思いでしょう。
ピアノは楽しい遊びではないからです。ピアノはアカデミーだからです。そしてピアノ曲はみな、そうしたアカデミー教育を受けた人達に弾ける様に書かれています。
あなたがピアノが好きなら、一緒にこのアカデミーの世界を覗いてみましょう☺️
楽譜を読む事が苦にならない生徒さんには、さらに高度な練習曲集を用いて本格的なピアニストの指をトレーニングします📖
何年も通い続けて毎回新しい課題に取り組んでいらっしゃる生徒さんもいます。もうショパンエチュードも夢ではありません。
長い冬を乗り切るのに最適な営みですƪ(˘⌣˘)ʃ
一緒に練習しませんか?
記事執筆、天野ピアノ教室講師、天野泉。ザルツブルク、モーツァルテウム音楽大学大学院修了。卒業論文の1つに〈チェルニーピアノ練習曲集〉がある。
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